なんか、変わったことって、そういう事実、しかないんだろうな、と。 時が経って、変わるってことは、実は、その程度のことなんだろうなと。 だって、13年前のあの日から、彼も私も、ずっと存在しているだけだから。 彼が彼であることは、ずっと続いている。私も私であることは、ずっと地続きで続いている。 その事実は、なにも変わらない。 うーん、なんか嬉野先生みたいなことを言ってますけども、そんなようなことをね、思ったんですよ。 時とともにね、「いろいろ変わっていく」みたいなことはね、実は「そんなにたいしたことないんじゃないか」って。 大きく変えようも、ないんじゃないかって。 変わるってことには、「希望」と「不安」という、両極端の展望があって、その振れ幅があまりにも大きいから、ついつい人はそっちに興味がいって、「どうする?どうなる?」って、騒ぐんだろうけど。 いや、変わんないよ、そんなに。 あくせくしたところで、そんなに変わんない。
